ドキュメンテーション

活用のヒント

SuperSaaSは汎用的システムとして様々なオプション機能が用意されています。
ここではSuperSaaSの活用に役立つ、いくつかの機能をピックアップしてご紹介します。

繰り返して一度に複数スロットの予約を受け付け

定員用スケジュールは予約対象となるスロットを条件と期間を決めて繰り返して登録できます。
同様に、繰り返しで作成された一連のスロットは、利用者が複数同時に予約を行うことが可能です。
繰り返し機能を活用することで、連続する定期的な予約を個別に作成・予約することなく一度に操作できます。

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繰り返し予約の受付の可否は、スケジュールの設定 > プロセスにある、ユーザーは繰り返して予約が出来ますか?で設定します。

ユーザーは繰り返して予約が出来ますか?設定
設定をはい、リピートのスロットがある場合、ユーザーは1つ又は複数の任意選択が可能を選択時は、一連の予約から任意の対象を選択するチェックボックスで提供されます。
はい、リピートのスロットがある場合、ユーザーは一連リピート全ての選択が必須では、チェックボックスによる選択を提供せず、自動的に一連全ての予約となります。

繰り返して予約できる対象となるスロットは、繰り返して作成されたスロットが対象です。
繰り返しての予約を受け付けたい場合は、必ず新規スロット作成時に繰り返しを設定して対象となるスロットを作成ください。

繰り返しスロット設定
利用パッケージの規模で登録できる予約数に制限があります。
そのため、不意の過剰登録を抑制するため、52スロット以上の繰り返し登録はできません。

利用者は繰り返して作成されたスロットを一度に予約することができます。

繰り返しスロット予約

Supervisorフィールドを用いた価格の割引

ユーザー情報には、各ユーザーごとに固有のSupervisorフィールドを持たせることができます。
各ユーザー固有の情報を格納するフィールドですが、こちら用いて価格の割引を設定することが可能です。
特別ユーザーなど、ユーザー個々を指定してのディスカウントなどに有効です。

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  1. ダッシュボードの右側アクセスコントロールページからsupervisor fieldを有効にできます。 フィールドに名前を付け、非表示にするか表示するかを選択して、変更を保存します。
  2. このフィールドは、ダッシュボードの右側にあるユーザーマネジメントページにある各ユーザーのユーザー詳細に表示され、登録ユーザーからの予約に表示されます。

割引率の設定は、対象となるユーザーのsupervisorフィールドに−XX%と入力します。
10%の割引であれば、−10%となります。
この割引はチェックアウト(価格のルール適用後)のタイミングで適用されます。

supervisorフィールド設定
ユーザーのsupervisorフィールド設定

スケジュールURLに付与できるURLパラメータオプション

URLパラメータをスケジュールのURLにGETクエリとして付与することで、特定の表示を行うことが可能です。
例えば、特定の日付のスケジュールを表示したり、ベース言語を指定した表示を行うことができます。

URLパラメーター
パラメーター
year=x, month=x,
day=x, week=x
xで指定された年、月、週、または日を表示します。組み合わせも可能です: https://supersaas.com/schedule/Christmas?day=25&month=12.指定がない場合は現在日時の値がデフォルトとなります。
today=true本日のスケジュールを表示します。別の設定により、最初の日付が自動的にシフトされる場合に役立ちます。
view=xスケジュールの表示形式指定できます。指定できる値xは"month"、“week”、“day”、“free”、"agenda"を用いることもできます。 (レイアウト設定で表示可能な形式以外は無効です).
view=widget前のオプションの特殊なケースとして、スケジュールのウィジェット形式のページが表示されます。
view=new特定のクラスのためのサインアップページのように、直接ユーザーに送信するウェブページとして新しい予定ダイアログを提示します。
lang=xベース言語が指定できます。xはISO標準言語コードまたは国コードです。
per_page=xリストなど表示件数が設定できます。(デフォルト値:10)
per_slot=x定員用スケジュールのポップアップ表示項目の数を設定できます。
refresh=xブラウザの自動更新を秒数で設定できます。少なくとも5分(x≥300)以上を設定ください。
dir=v, dir=h月形式表示のv(縦)、h(横)を指定できます。
name=x, password=xユーザー名とパスワードを指定してアクセスできます。
color=x定員用スケジュールの特定の色のスロットを提示します。(青=1、赤=2…)
per_page=X定員用スケジュールのスロットのポップアップで表示される行数を指定できます。
d.supersaas.comデスクトップ版SuperSaaSを表示します。
m.supersaas.comモバイル版SuperSaaSを表示します。

URLパラメーターはGETクエリとしてURLに付与します。
スケジュールURLの末尾に(?)を追加、続いて関連する値を追記します。
もちろんGETクエリですので、 (&)で連結して用いることが可能です。

*リンクにすでに(?)が含まれている場合は(&)を使用して各ペアを区切って、パラメータをURLの最後に文字列化するだけです。
スケジュールを10月の状態で表示:
https://www.supersaas.com/schedule/your_name/your_schedule?month=10

スケジュールをドイツ語で2024年10月の状態で表示:
https://www.supersaas.com/schedule/your_name/your_schedule?year=2024&month=10&lang=de

オートテキストを用いたemail通知及び表示メッセージのカスタマイズ

オートテキストは、一律の表現の中に状況に合わせたカスタマイズを行う場合に有効です。
レイアウトなどで設定する表示やメール内容にオートテキストを用いることで、動的なテキストの生成が可能になります。
例:: “changed”, “deleted”, “approved”, “refunded”, “placed_on_the_waiting_list”, “changed_on_the_waiting_list”, “removed_from_the_waiting_list” または “placed” (“placed” の意味はユーザーがキャンセル待ちリストから正規リストへ移動)
オートテキストを用いることで $name のように生成時にユーザー名に置きかわりる動的変換や、$replaceのように内容の全てを上書きする制御、 $ifのように条件付けで内容を指定する分岐などが可能となります。

eメールで使用できるオートテキスト例
オートテキスト置き換えの説明
$name利用可能な場合ログインしているユーザーのフルネームを表示します。
$dear$nameで取得した名前を、宛付きで表示します。
$subject行の先頭に記載して、メールの題名の行であることを示します。同じ行にオートテキストがあっても問題ありません。
$action電子メールをトリガーにアクション内容を返します。
$details予約詳細一覧を表示します。
$replace指定のテキストとシステムによるテキストを差し替えます。
$modurlログインせずにこの予約を変更できるトークンを含むリンク
$icaliCalendarファイルとして通知が予約に添付されます。
$formこのオブジェクトにフォームが接続されている場合、HTMLファイルとして添付されます。
表示で使用できるオートテキスト例
オートテキスト置き換えの説明
$name利用可能な場合ログインしているユーザーのフルネームを表示します。
$credit現在ログインしているユーザーのポイント数を表示
$shopショップへのリンクを表示します。たとえば、予約する前に$shopでクレジットを購入してください。など
$agenda対象ユーザーのアカウント内での全ての予定を表示するページへのリンクになります。
ログインして利用しているユーザーに対してのみ機能します。

条件付で内容を制御

オートテキストには語句の置き換えだけでなく、機能を持ったものも用意されています。
一例として、条件分岐の$ifがあります。
メールメッセージカスタマイズ用として、「changed」、「deleted」、「approved」など予約操作に起因する条件の分岐を設定できます。
表示用途では、言語コードやログイン状態を判定して表示を変える分岐などが可能です。 $ifステートメントを使用して、訪問者がサインインしたかどうかに応じて異なるメッセージを表示することもできます。

基本構文
$if 条件 {条件が真(true)である時のメッセージ}

例:言語判定
$if EN {Good morning $login}
$if DE {Guten Morgen $login}
$if JA {お早うございます $login}

例:ログイン状態判定
$if out {ログインして下さい。アカウントが無ければ作成して下さい。}
$if user {Welcome back !$login!}

オートテキストの詳細はレイアウトチュートリアルを参照ください。また、email hacks blogでもオートテキストを活用したチュートリアルが参照可能です。

SuperSaaSと外部サービスを連携して活用

オンラインサービスをトリガーとして連携を行うサービスがインターネット上で各種運営されています。
中にはSuperSaaSをトリガーとして、他への連携を可能にするサービスもあり、SuperSaaSの予約など操作更新をトリガーとしてメールを送るなど、他のアプリケーションに対して連携することができます。
フィルター機能などを提供しているサービスもありますので、たとえば「新しいユーザーであり、1000円以上の予約である場合にのみ、予約を承認する管理にメッセージを所定の宛先に送る」など便利な活用が期待できます。

連携サービスの一例:

  • Make
  • Zapier
  • MailChimpメーリングリストに新しいユーザーを追加
  • スケジュールをProjectManager.comなどのオンラインプロジェクト管理ツールに接続
  • 新しい予定が作成されたときにQuickBooksで新しい請求書を作成する
  • カスタムロジックを構築するために、予約ごとにGoogleドキュメントにスプレッドシートの行を作成
  • Pushoverを使用してiPhoneまたはAndroidデバイスにプッシュ通知を送信し、SMSの制限とコストを回避
  • 詳細はZapier または Makeで参照ください。

Zapier/Makeではトリガーをフィルタリングできるため、高度にカスタマイズされたプロセスを作成できます。たとえば、これが新規ユーザーであり、値が $100を超える場合にのみ、予約を承認するように管理者にメッセージを送信できます。 このようにして、ビジネスに固有のロジックを実装できます。

Zapier または Makeのアカウント作成は無料で、どちらにも小規模ユーザー向けの無制限の無料利用枠が含まれています。

連携サービスの利用を推奨するものでも、その機能を保証するものでもありません。
紹介のみの情報の提供となりますれば、サポートは致し兼ねますのでご参考までとご留意ください。