SuperSaaSビジネスコラム 海外沸騰都市編

海外の沸騰市場を伝えるSuperSaaSがお届けする海外ビジネスコラム

世界最大のカジノ市場へと変貌を遂げた沸騰都市マカオ IRとカジノ経済

中国語繁体字対応オンライン予約システムでアジア沸騰都市マカオからのインバウンド観光客数を増加へ

マカオと言えばカジノと連想される程の世界屈指のカジノシティーであり、近年日本でもカジノ施設の誘致に関する議論が続いている中、韓国、シンガポール、カンボジア 、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ラオスなど近隣アジアのカジノと並んでマカオのカジノから学ぶ点も多いだろう。
上記の様にアジアの都市には既に非常に多くのカジノ施設が存在しており、また各国のカジノ対象顧客は制度によって大別して国内又は国外に分けられる。
マカオは一社独占からカジノ経営資本に対して開放路線へ転換し、マカオ地元資本に加え、アメリカ、香港など多様な資本でカジノ施設が提供されており、市場の透明性の向上、中国人観光客の増加などにより世界最大規模のカジノシティーへ成長した。
マカオの潤沢な財政を担っているのが政府からライセンスを付与された複数の事業者が提供するIR施設内のカジノであり、カジノの収益面では中国人富裕層、VIP顧客が占める割合が非常に高い。
カジノ事業者にとっては参入にあたりマカオ資本を含む事他、ライセンス付与の条件、カジノ施設の運営などがマカオ政府によって厳しく制限されているため、参入障壁が高い一方で、安定した収益を挙げる事が可能となる。
またマカオにおいては特定のエリアにおいて複数の事業者が競って開発を実施するため、新陳代謝が活発化され、カジノ市場が常に高い競争力保つ事が可能となっており、多様な施設が集中する集積効果が大きく発揮されている。
特にアメリカのカジノ市場がかなりの競争激化になっているため、マカオでカジノ施設を現地資本と共に提供しているアメリカ系事業者にとってマカオやシンガポールなどのアジア市場はグループ内の大きな収益源でもあり、今後も成長が見込めるアジアでのカジノ市場に注力する事が予想される。
日本が議論しているカジノ施設もマカオ 同様特定地域において政府からライセンスが付与された事業者のみが参入出来る制度が有力であり、参入が決まれば事業者にとって安定した収益が見込めるため、シンガポール及びマレーシアでカジノ事業を展開するマレーシアのGunting Groupやマカオの銀河娯楽集団有限公司など世界的大企業グループも参入する可能性もあるだろう。

観光産業を含め経済の多角化が進展するマカオ

世界最大のカジノシティーへと変貌を遂げたマカオの物価はシンガポールや香港と並んでアジアでは最高クラスであり、潤沢なカジノ収入により国家の財政状況は極めて良く、人口60万人ほどの国民には極めて低率の所得税、そして手厚い社会保障が提供されている。
ビジネス環境面ではマカオ法人は香港やシンガポールと並ぶ低率な法人税に加え、一定規模を下回る資本金及び売上高の企業は政府の承認により極めて簡素な税務申告が許可されており、通常監査などの維持コストが必要な海外法人においてマカオ法人が選択される優位性を提供している。
中国及び香港と国境を接する地理性に加え、海上橋の完成によって、定番の香港からのフェリーでの出入国に交通の選択肢が増えたため、今後より近隣地域からマカオへの観光客の数が非常に増えることが予想される。
以前は訪問者数では大多数が近隣諸国からであり、マカオの収入も多くがカジノ施設関連の税収であったため、外部環境の変動によるリスクが極めて高く、マカオ政府は世界文化遺産登録された西洋建築物、治安の向上、そしてMICEを推進する事により観光及びビジネス需要での集客、資本誘致含め、訪問者数及び収入の多角化を図った結果、海外からの訪問者層が多様化し、物価も高騰を続けている。
特に宿泊施設の価格は驚くべき水準になっており、土日のタイパ島近辺のホテルはアジア屈指の高額エリアと言えるため、増加した観光客数に対して、課題となるのが宿泊施設の供給量でもあるが、国土が小さい為、不動産価格も驚愕の水準であり、ホテル価格も高騰が続きそうだ。
アジア圏において物価の高さで言えば香港、シンガポールが良く挙げられ、訪問の度に実際に物価は日本より遥かに高いと感じるが、現在はマカオが最もアジアで物価が高いのではないだろうか。
また観光産業への経済の多角化と同様に、交通面においてもマカオは進化している。
公共交通手段がバスと一般タクシーのみであったマカオは、マカオ初となる大量輸送手段であるLRTの建設を日本企業の三菱重工業に委託し、遂に開業に至った。
以前のマカオの課題としては、国土が狭いため、一般層の観光客数増加は交通インフラのオーバーキャパシティーに陥っていたと感じた。
マカオは路線バスが安価で本数、路線数も縦横無尽に行き来している為、マカオパスを購入してバスを積極的に利用する事で市内移動が極めて便利になる。 しかし、人口密度は高く、更に土日は団体観光客の訪問など含め、市内中心部は人の渦と化す事もあり、基本的に路線バスは非常に混み合うことが多く、特に空港と市内中心部間は満員になることも多くあり、決して利便性の高いものではなかったが、LRTルートは、マカオ国際空港から珠海の国境までカバーされる予定であり、今後地域内の交通利便性が劇的に向上しそうだ。
LRTのルートは巨大なカジノ施設が建ち並ぶ市街地を通過するため、交通移動手段のみだけでなく、風景も楽しめる事も目玉の一つである。

香港からのLCC直行便の就航により香港、マカオの観光客増加が見込まれる沖縄及び石垣島 

インバウンド市場から見る香港、マカオ市場

オンライン予約システムの導入で海外旅行者へ多様なアクティビティの予約を提供

香港からの直行便の就航により沖縄本島と石垣島への観光客数の増加

マカオは人口は少ないものの、香港同様一人当たりの収入が非常に高く、距離的にも近いため、日本のインバウンド市場にとっては当然重要視すべき市場である。
言語は広東語とポルトガル語であるが、実際には広東語、英語、北京語の通用度が非常に高く、香港、マカオからのインバウンド需要に対応する為には中国語繁体字の提供が効果的となる。
今後LCCの直行便がマカオ空港と日本の空港間で更に多くの航空路線が就航されれば大幅な観光客の増加が期待できるだろう。
現在では空港によっては、香港又は台湾経由でのアクセスが主になる為、両国と距離が近くLCCが多く就航している沖縄、石垣島、宮古島などにとっては特に注力すべき海外市場とも言える。
言わずと知れた国内屈指の観光名地でもある沖縄本島及び石垣島であるが、市内で特に良く耳にするのが広東語であり、直行便のある香港からの沖縄本島及び石垣島への観光客の多さが伺える。
人口密度が極めて高く、不動産を含めた物価も非常に高い香港やマカオから見れば、沖縄本島、石垣島の雄大な自然環境とリラックス出来る都市環境は極めて魅力的だと考えられる。
香港、マカオからの観光客へ提供が想定される予約は石垣島や沖縄本島で言えば、SUP、グラスボート、シュノーケル、スキューバなどのマリーンアクティビティからフェリー、レンタカー、ツアーバスなどの乗り物、陶芸体験、乗馬などの体験教室など多様な業種のオンライン予約が挙げられる。
SuperSaaSは予約スケジュール画面においては中国語繁体字、簡体字、そしてポルトガル語に関しては管理画面含め完全対応しているため、上記のアクティビティの予約に加え、MICE、IR施設運営管理企業にとってはホテル、会議室、イベントの参加予約、他多様な施設の管理へ予約システムが活用できる場面も多いだろう。