SuperSaaSビジネスコラム

今回はホテル業に携わっていた方のコラムをお楽しみ下さい。

私が携わったホテル運営

私の勤めたホテルは自然豊かな田舎のホテルでした。
すぐ裏手には海が、車で20分で牧場やキャンプ場・星の観測地として環境庁にも認められた高原が、車で40分走れば山や滝があって観光客が多く、さらに近くに工業都市があるのでビジネス客も多くありました。
そんなファミリー向けプランからビジネスプランまで多種を扱うホテルでしたので、個人や会社の予約客はもちろん、旅行会社を通してのファミリーや団体旅行も様々に扱って参りました。
そこで、ホテル宿泊部門と旅行会社との契約ややり取りについてご紹介したいと思います。

皆さんご存知のように、ホテルに宿泊予約を入れようと思うと、ホテルに直接電話してする予約や公式サイトからの予約,旅行会社や旅行サイトを経由しての予約などがあります。
旅行会社や旅行サイトを経由しての予約の場合、実際に宿泊予約が入り、お泊りいただいた分だけ手数料が発生します。
手数料は団体客だったり利用するプランによっても異なり、それぞれの旅行会社との契約で決まることになりますが、一般的には、旅行会社を経由すると10~15%,旅行サイトを経由すると7~10%程度が手数料となります。 旅行サイトを経由した手数料が安いのは人件費が少なくて済む分です。
そのため同じ内容で予約しても、旅行会社を経由するよりも旅行サイトを経由した方が安いと言うこともあります。
同じ理由で、ホテルの公式サイトに直接予約した方がさらに安いと言うこともあります。

旅行会社や旅行サイトと契約すると、ツアーに組み込んでくれたり宣伝のためのホテルの案内サイトを作ってくれたりと言ったメリットもありますが、
旅行に行く先を決めた方が目的地付近のホテルの中から選ぶ、と言う事になりますので、季節に合わせた料理やイベントなど選んでいただけるような特色をどんどん打ち出していかなければなりません。
宿泊施設としての目標は、『このホテルがあるからこの地に行く』と言うような旅行のメイン・目的地になることでしょう。
近隣の観光施設と連携してのプラン作りなど、近隣はもちろん、遠くからの集客も見込めるような様々なイベントを模索していかなければなりません。
このように、宿泊部門だからと言って宿泊の予約や宿泊施設の管理だけを心がけていればいいわけではありません。

公式サイトや旅行サイトの情報は常に最新に保たなければなりません。
旅行会社へ提供しているプランについても、そのプランを組み込んでのツアーや団体客などを紹介された場合、その内容をしっかり把握し理解しておいた方がいいでしょう。
そのホテルがビジネス客をメインターゲットとしているのか、観光客やファミリー層をメインターゲットとしているのかで、運営方法やどういった特色を出していくのかは変わっていきます。
ですが、お客様とのコミュニケーションはもちろん、旅行会社や観光スポット等との連携が大切なことには変わりがありません。
宿泊業務の良し悪しは接客だけで決まるわけではないことを念頭に、お客様だけでなく様々な方向にアンテナを伸ばしていきましょう。